医師団

ムハッラム・ビクボフ


所長、上級医師、医学博士、教授

下記を段階的な採用に基礎を置くステップアップ方式の円錐角膜治療法を開発した:

1. コンタクトレンズによる矯正
2. 角膜クロスリンキング
3. 角膜実質片および角間実質リングMyoringの移植
4. 角膜移植
a) 角膜上皮形成術
b) 層状角膜移植
c) 全層角膜移植


2007年にストックホルムで開催された国際会議ESCRS(欧州白内障屈折手術学会議)でビクボフ教授は、マイクロケラトームPocketMakerと近視治療用角膜インプラントMyoringを開発したA.ダクスター氏に対し、自らの円錐角膜治療法を活用するよう提案した。

マイクロケラトームPocketMakerを角膜内皮移植に使用する方法を開発した。

Myoringの移植と角膜クロスリンキングを同時に実施する形での円錐角膜の併用療法を開発した。

ロシアで初めて角膜コラーゲンクロスリンキングを開発し、適用した。

角膜クロスリンキングに用いる一連の機器と光増感剤を開発し、その生産を組織化した。

リボフラビンを用いた電気泳動を基盤とした角膜クロスリンキングの経上皮的手法を開発した。

水疱性角膜症および格子状角膜ジストロフィの治療に対する角膜クロスリンキングの新たな適応を策定した。

急性円錐角膜の治療に角膜上皮形成術を適用する方法を開発した。この手法はOrhthalmology Times Europe誌によって、全世界の角膜疾患治療における過去数10年間の最も意義深い10の開発に加えられた。

円錐角膜治療における、保存処置を施していないドナー角膜を用いた角膜上皮形成術の適用方法を開発した。

角膜上皮形成術のためのバイオニックレンズ・パラメーター計算プログラムを開発した。

角膜上皮形成術用のプラスおよびマイナスのバイオニックレンズ製造に用いるマイクロケラトームを開発した。

進行した円錐角膜および末期円錐角膜の治療に用いる角膜圧迫式角膜上皮形成技術を開発した。

モノグラフ16本、特許および発明146件、Nature、Nature Genetics、American journal of Ophthalmology、The Lancet、International Epidemiology、BMJ Journals、Investigative Ophthalmology & Visual Science、Acta Ophthalmologica、Scientific Reports、Plos One、Clinical Ophthalmology、Ophthalmic Epidemiology、International Ophthalmology等の雑誌に掲載された研究論文774本。

 


アザト・ハリモフ

研究・生産部門責任者、生物学博士。

研究テーマ:紫外線による角膜クロスリンキングの分子上および細胞上のメカニズム「Molecular and cellular mechanisms of UV corneal crosslinking」。

角膜クロスリンキングに用いる一連の機器と光増感剤の開発、ならびにその生産の組織化における共同開発者である。

モノグラフ1本、研究論文150本、ロシア連邦特許30件。


 


エミン・ウスボフ

眼球前部移植外科実験室責任者、眼科外科医、医学准博士。

当研究所の主任眼科外科医であり、マニュアル技術およびフェムト秒レーザー技術を用いたあらゆる形態の角膜移植(層状角膜移植、全層角膜移植、角膜上皮形成術)を手がける。バシキリアで初めて、フェムト秒レーザー援用による角膜内皮移植術、フェムト秒レーザーを用いたMyoringおよび角膜片の移植を導入した。

角膜クロスリンキングに用いる一連の機器と光増感剤の開発、ならびにその生産の組織化における共同開発者である。

Myoringの移植と角膜クロスリンキングを同時に実施する形での円錐角膜の併用療法を開発した。

研究論文70本、ロシア連邦特許22件。


 


レナト・カザクバエフ

顕微鏡下手術部門2部門責任者、眼科外科医。

研究テーマ:「フェムト秒レーザー援用による翼状片手術」。

あらゆる形態の角膜移植および角膜への外科的介入を手がけるほか、難治性症例に対する外科手術経験を豊富に有する。

研究論文11本、ロシア連邦特許4件。


 


ミハイル・アストレリン

眼科専門救急治療室責任者、1級医師、眼科外科医、医学准博士。

研究テーマ:「強膜コラーゲンクロスリンキングの効果と安全性の実験的検証」。これは、強膜疾患におけるクロスリンキング治療適用の可能性を探ることをテーマとしたものである。

研究論文27本、ロシア連邦特許5件。


 


ギュッリ・カザクバエワ

角膜・水晶体外科部門下級研究スタッフ、眼科外科医。

研究テーマ:「初期の角膜拡張症の矯正と治療における実質内リングMyoringおよび角膜クロスリンキング」。

Myoringの移植と角膜クロスリンキングを同時に実施する形での円錐角膜の併用療法を開発した。

研究論文25本、ロシア連邦特許7件。


   


ネッリ・ザイヌッリナ

角膜・水晶体外科部門上級研究スタッフ、眼科外科医、医学准博士。

研究テーマ:「角膜拡張症の治療における角膜コラーゲンクロスリンキング方の改良」(実験的臨床研究)。

研究論文33本、ロシア連邦特許6件。




カリネ・ティトヤン

角膜・水晶体外科部門研究スタッフ、眼科外科医、医学准博士。

研究テーマ:「バシコルトスタン共和国における円錐角膜の早期診断とモニタリングの最適化」。

研究論文22本、ロシア連邦特許2件。